こんばんは、かにです。
今回も映画の感想!
今回はMAMAという映画。
季節は冬。
妻と喧嘩し、衝動で殺してしまった父。
父は幼い姉妹を乗せて車を走らせるも崖から転落。
何とか生き延び、崖の下にあった雪小屋にたどり着いた3人だったが、この先の未来を憂いた父は心中自殺を計ろうとするも幽霊のような影に殺されてしまう。
それから5年後。
その幽霊のおかげか、行方不明になっていた姉妹は生存した状態で見つかるのだったが・・・
ホラーと家族愛がテーマのお話。
以下はネタバレです。興味を惹かれた方はアマプラにあるので是非視聴後に読んでほしいです!!
5年後に小屋で見つかった直後の四足歩行をする姉妹が、SIRENの蜘蛛屍人にしか見えない。
このシーンが一番怖かったかもしれない。特に妹のリリーは動きが上手すぎてヤバい。
やっぱり怪物ってのは昼時の静かな場所にいる方が怖さが増すな。
妹のリリーが姉のヴィクトリアと毛布の引っ張り合いで遊んでるシーン、
あれ?ヴィクトリア廊下にいるけど??ってなるシーンは定番な演出ではあるが大好きだ。
徐々に心を開いてくれる姉のヴィクトリアが本当に可愛いのだが、時折視線を話し相手の背後をに居るママを見るシーンがゾクっとしてしまう。
ママの姿は終盤にならないと見れないのだが、ヴィクトリアがママを見る時は眼鏡を外してから見ているのを踏まえると、恐ろしい容姿なのだと分かるのも良い。
物語終盤、ママとのチェイスシーン。
ボスのような佇まいで登場するママが恐ろし過ぎる。
生者であるアナベルをママのように慕っているヴィクトリア、心を開きかけているリリーに怒っているのだろう。
ママがヴィクトリアのつけている眼鏡を取り上げて破壊する様子を見ると、自身の姿を見せて怯えさせない為だろうか。
アナベルがここまでにママに殺されていないのも、ヴィクトリアがアナベルのことを慕っているからなんだろうなあと思った。親権を主張しているおば様は即死してたし。
そして物語のラストシーン。
ママは探していた赤子の遺体を手に入れるも、リリーの声聴くとその遺体を投げ捨てリリーを取り戻しにくる。
そりゃあそうよな。5年間大切に育ててきたんだもんな。
これでママが簡単に成仏しないのが人間味が溢れていてとても良い。
リリーは死者であるママに、ヴィクトリアは生者にあるアナベルの元へ収まり2人は別れる。
それぞれの登場人物にとってのハッピーエンドがこの形なのだろう。
映画視聴後に他の人達の感想をググってみると、冒頭の壁画が興味深いという考察があったので見直してみた。
たしかにここで描かれているウニみたいなのはママだろうな。
獣にリリーが襲われているシーンもあった。なるほどリリーは死んでいた説はこれか。
屋根や高い木の上で遊んでいる2人。ママが乗せてくれたんだろうなあ。
リリーはずっと四足歩行で、途中で血を吐いたりもしている。寿命が短いということだろうか?
ずっと四足歩行のリリーを見ていて忍びなくなったのか、ヴィクトリアも途中から四足歩行で行動し始める。めっちゃ優しい姉ちゃんじゃん・・・
映画を観終わった後の考察、ネタバレサイトを見るのも映画の楽しみの1つよな。
それではまた明日。