こんばんは、かにです。
この前観た「ウィッチ」という映画の感想を。
宗教観の違いにより辺境の地へ追放される7人の家族。
追放先の土地で貧しくも心豊かに暮らす家族だったが、ある日長女の【トマシン】がお世話をしていた赤ちゃんが目を逸らした一瞬のうちに姿を消してしまう。
赤ちゃんが居なくなったのをきっかけに、母はトマシンに強く当たるようになる。
家族の絆にヒビが入っていく・・・
あらすじはこんな感じ。
以下ネタバレを含むので、興味のある人は視聴後に見てほしい!!!
森に棲む魔女が家族を蝕んでいくお話。
でも色々な解釈が出来そうだった。人によって感想がかなり異なるのかも。
個人的にはこの作品のテーマは''疑心暗鬼''だと思った。
トマシンが悪戯っ子な双子を黙らせるために「私は魔女だ」と脅す。
ケイレブが謎の死を遂げた時、双子は「トマシンが魔女だ」と家族に知らせる。
父は「お前は魔女か?」とトマシンを疑い本人に直接問いただす。
そんな父に対してトマシンは、「答えが知りたいなら黒ヤギと話せる双子に聞いてみれば?」「彼らが魔女よ」と返す。
父はトマシンのついた嘘に振り回され、次は双子を問いただす。
心の平穏を保つための宗教なのに、信じるものがある所為で逆に心を乱していく家族たち。
魔女裁判ってこんな感じで進んでいったんだろうなあ。
皆から信じられている神は一切登場しないのに、恐れられている魔女は登場するって救いがないぜこの世界には。
物語のラスト、裸の女達が火を囲んで喚き散らしているシーン。
おそらく同じような境遇で心を壊され、魔女に魂を売った人達の集まりなのだろう。
それでも辛い環境から解き放たれたトマシンは、その異様な光景の中、浮遊する感覚で素敵な笑顔を見せていたので幸せになれたのかもしれない。
いや、他の女達のように心が壊れてしまった瞬間なのかも。
そう思い返したらちょっと怖くなってきた。
それと、
外国人と日本人の悲鳴って違うんだなあと感じた。
個人的には外国人の悲鳴の方が好きだ。
変な話だが綺麗だと感じてしまう。映画だからか。
最後に、
魔女がめっちゃ美人。
あんなん魅了されて当然だろ。
それではまた明日。
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