こんばんは、かにです。
魔法少女ノ魔女裁判をクリアした。
終盤の展開が面白すぎて明日も仕事なのに止められなかった。
そんな作品について少し書く。
~あらすじ~
魔女としての素質を持った13人の女の子たちが施設に幽閉され、共同生活を強いられるところから物語が始まる。
女の子たちは皆魔法を使うことができる。少しだけ飛べたり、力が凄く強かったり、火を扱えたりなど。
そんな女の子たちが共同生活を送る中で強いストレスを受け、魔女の素質が目覚め殺人が起きる。そして魔女裁判が始まり犯人を裁く~というダンガンロンパチックな物語。
~感想~
ストアで見つけた時は第一印象で心を鷲掴みにされた。可愛らしいイラストとは裏腹におどろおどろしい雰囲気、間違いないこれは良作だ、そう思いゲームをプレイする。
最初の裁判でレイアが本性を曝け出すところで少し盛り上がるけど、それ以降はなんだか普通な感じ。裁判パートのロジックも荒が目立つような気がした。
こうなってくるとどうしても比較してしまう。「良く出来てるけど、やっぱりダンガンロンパって細かいところまで良く作られてたんだなー」と思いながらプレイしていた。
ほとんどの囚人が死んで終盤を迎え、風呂敷も広げまくってそのまま。まあこんな感じだよな・・絵柄は可愛かったしフルボイスだしまあまあだったかなと思いラストシーンを読み進めていると流れが一気に変わる。
最初に死んだ幼なじみの子が死に戻りの魔法で時を遡り、物語をやり直すのだ。
新たなOPが流れ、また最初から初日から始まる。
そして最後の裁判を迎え・・・久々の所為か文章の書き方が酷いな。簡潔にまとめよう。
この作品の凄い点は
期待値を下げてから上げて、下げてから上げて、最後は上げて上げまくるところだ。
キービジュアルは可愛らしいイラストとは裏腹におどろおどろしい雰囲気。そしてダンガンロンパチックなゲーム性。絶対面白いと期待する。
序盤の風呂敷の広げまくりな展開、
何とも微妙な使い方をする魔法、
裁判パートで目立つロジックの粗、
2回目の裁判が始まる頃にはゲームに対する期待値が下がっていく。
人数も減ってきたしこの裁判で終わりだな・・と思い読み進めるとヒロの1回目の死に戻り→新OP。なんだよ今までの中途半端なシナリオはここで盛り上げるためかよ!!高まる期待。2週目では主人公が変わるため、プレイヤーキャラの思考が変わるのも面白い。そして1週目活躍しなかった女の子達が輝く。1週目で各キャラの人となりを知ったからこそ、皆の掛け合いが愛おしくなる。2週目の最初の裁判はかなり出来が良かった。プレイヤーが変わったことで新たに反論以外のアクション「偽証」ができるようになるのも良き。
だが、またしても粗の目立つ裁判パート。弱い殺人動機。たたまれなさそうな風呂敷。やっぱりこんなもんだよなあ・・でもまあまあ楽しめたかなと納得させようとする自分。
って思ってたら、2回目の死に戻りが発生。そこから物語がラストまでの約6時間が爆発的に面白い。
今までの気怠かった裁判も、
各ヒロインのトラウマについての話も、
なんだか活きていない魔法の設定も、
広げた風呂敷を全部回収されていく。細かく見たらきっと噛み合わない部分もあるのだろう。だが、そんなことはどうでもよくなるくらいの勢いが確かにあった。
魔法を絡めた裁判の展開がカッコ良くて気持ち良い。このパートの為だけに皆に魔法を割り振ったんじゃないかってくらい良く出来てた。
今までは嘘を駆使して裁判を潜り抜けてきたヒロが、マーゴを魔女化させる時に発する「皆を信じてる」が嘘では無くなってたのも熱すぎる。死に戻りをする中でみんなのことを知り、信頼するようになったからこそ嘘ではなくなったし、このタイミングでプレイヤーがヒロとシンクロにするのがとても良い。
それとココの千里眼ね。ココを認識しているプレイヤーが、プレイヤーしか知りえない大魔女の言葉を伝える演出。熱すぎ。思い出してたら涙出てきた。
期待値を下げさせておいてから本領を見せつけていく。この期待値のふり幅こそがこのゲームの魅力だと思う。インディーゲーだからこそ粗の違和感を深く考えさせず見せられるのだろう。
このインディーズ、来年新作を出すらしい。今からもう楽しみで辛い
でわではノシ