今日の産業
初のくくりわな設置
自分でいうのもなんだが
結構うまくできた
こんばんは、かにです。
狩猟の指導者さんから声がかかり、11時~17時まで罠設置の様子を見学させてもらった。
指導者さんいわく、「人間の臭いはバレやすいから作業着は洗わずそのままにしておけとか、色々うんちくはあるけどそれでも罠にはかかる」とのこと。
たしかに拘ってやってる人はそれで結果が出ているからこそ、そのやり方を信じてやるからそう言うよな。先輩方の知恵を吸収しつつ、自分が思う正しいやり方を覚えるのが良さそうだ。
で、今日は駆除後の後始末と、箱わなとくくりわなの両方の設置を体験してきたので内容をメモしておく
~補助金申請のための後始末~
①イノシシを寝かせて背中にラッカースプレーで「個人番号.mm.dd(同時捕獲の場合枝番)」を書く
②捕獲数確認状況表を準備(ラミネートしたものに必要事項を水性マジックで書く)
③以下4点の写真を撮る
・イノシシ、捕獲数確認状況表、従事者証、鳥獣捕獲事業指示証が映っているもの
・イノシシ単品
・捕獲数確認状況表、従事者証、鳥獣捕獲事業指示証
・イノシシに書いた「個人番号.mm.dd」に取り消し線を引いたもの(悪用対策)
④尻尾を切って冷凍庫に保管
⑤埋設or焼却or解体
尻尾を偽造しまくれるんじゃねって妄想してたがきちんと対策されててわろた。
~箱わな設置~
①箱わなごとに作動方法が異なるので一概には言えないが、基本はてぐすを足元に貼って、それが動くことで出入口が締まるよう組み立てる。罠の調整にはワイヤーカッター、てぐす、ワイヤー、ハンマー、ワイヤーを留める金具などが必要になるので工具箱を持って行くと良いかも
②エサは米ぬかや芋の皮。箱の奥へ多めに設置し、出入口付近にも散りばめておく
③箱わなは1台6万円程度
6箇所程度の箱わなを確認してきたが、出入口付近で踏みとどまっている痕跡もあった。やはり警戒されているのだろう。箱に何か被せる等の工夫をしても良いかもしれない
~くくりわな(踏板式)設置~
①イノシシの通り道の痕跡を探す。畑、斜面などで掘り起こされた土が湿っていると熱い
②くくりわなを結ぶ木を選ぶ。長さが足りなければロープやワイヤーで補い、結べるものが無ければ人が動かせない程度の倒木を利用する。
③土台を埋めるための穴を掘る。斜面に設置する場合でもたるべく平らな場所に埋める
④罠を設置し、バレないように草や土でカモフラージュする。ワイヤーもきちんと隠す
軽トラを販売してた猟師さんは以下の3点について語っていた。今回①、③は実践していないが気にかけるべきポイントだろう。
①掘り起こしたことがバレないよう土は少し離れた所に捨てる
②なるべく元通りに。イノシシと同じ目線で見ても罠が見えてないか確認
③先日、当日に雨が降ってないのであれば臭いを消すためにじょうろで水をかける
実際に3つ設置してきた。指導者さんが連れていた猟犬が誤ってかかっていたし上手く設置できたということだろう。
非常に良い経験だった。どの場所に設置するべきかの見極めをもう少し上手くできるようになるためにも、常日頃から痕跡探しをやらねば。
で、さらに良い話が3つ。
1つ目は4月から僕が担当する予定のエリアについて。おそらく僕の部落周辺のエリアになるとのこと。なんと今は1人しか猟師が入っていないらしい。僥倖とはまさにこのこと。罠の確認にも行きやすいし人も少ないしでたまらんな。
2つ目は解体場について。見させてもらったが、屋根のある吹き抜けスペースに1,5m×2mの図工室にあるようなテーブルと道具が置いてあるような環境だった。その気になれば自分の家にも設置できるかもしれない。
3つ目は後始末のための焼却炉を設置して利用者からお金をもらうのはどうだろうという話・・・詳しくは明日またまとめる。
でわではノシ
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