最初の日記

いつ辞めるか? 〜フリーターになるまで あと1018日〜

はじめまして。かにと名乗らせていただきます。 仕事を辞めたくなりました。 20の時から就職して今年で9年目になりますが、週に5日、朝6時に起きて19時に帰り着く生活があと30年以上続くかと思うと、自由に何かをできる時間があまり無いように思えたからです。 仕事の休憩時間に、もし辞め...

2021年6月25日金曜日

ターミナル  ~フリーターになるまで あと1010日~

こんばんは、かにです。



Papers,Pleaseというゲームを以前プレイした記憶が蘇りましたので少しお話しします!



プレイヤーは入国審査官になって、パスポートや書類に誤りがないか、偽造されてないかをチェックするゲームです。


最初は出身国だけを見て特定の国だけの入国を拒否すればいいだけなのですが、徐々にパスポートの期限の確認、滞在目的の確認とチェック項目が増えていきます。


入国を希望する人の中には、明らかに手作り感満載のパスポートを持ってくる人、指名手配をされている人など様々です。また、職員にも癖のあるキャラがちらほら出てきます。


彼らと上手く付き合い、無事に家族を養っていけるかというこのゲーム。作業ゲーが好きな方であればぜひやってみてください。




関連して今回は、ターミナルという映画を観ましたのでこちらをご紹介します。2004年公開のトムハンクス主演の作品です。トムハンクスってこんなに太ってたっけ?



~あらすじ~

クラコウジア人の中年男性、ビクター・ナボルスキーはニューヨーク空港に到着しました。入国手続きを行おうとするも、祖国クラコウジアでクーデターが発生。政府は転覆し、国は一時的に消滅状態となりビザが失効。ナボルスキーは国交が結ばれるまでの間、ニューヨークの街へ出ることもクラコウジアへ帰国することもできなくなってしまいます。


ナボルスキーは飢えを凌ぐため、お金を稼ぐ手段を考えます。ある時、空港内の貸出カートを返却口へ運ぶことで25セントが戻ってくることを知ったナボルスキーは・・



こんな感じで物語は始まります。


空港で暮らすって設定でワクワクしてしまう僕はまだ子ども心を忘れていないのでしょう。


ナボルスキーは空港にいる様々な人達と交流を深めていきます。国土交通省職員、清掃員、フードサービス係、etcetc…

多くの人たちと知り合う中で、空港で生活する術を習得していく様子が素敵な作品です。



以下、感想です。興味を持っていただけたら鑑賞後に読んで、共感してほしい・・・!





















人柄の良いナボルスキーが、空港にいる様々な人達から愛されていく光景がとても素敵な作品です。


入国審査官のトレースにとってナボルスキーは最初は煙たい存在だったかもしれませんが、いつしか仕事の合間にやってくる、息抜きのできる相手になったと思います。彼女の表情が日を追うごとに柔らかくなってくるのはナボルスキーの人の良さ故ですきっと。めちゃかわいい。



フードサービス係のエンリケと取引しトレースの好みを聞き出すシーンにて。毎日エンリケが嬉しそうにナボルスキーの話を聞いていて、思わずナボルスキーに感情移入してしまいます笑

映画の好みが一緒と知って喜ぶシーンはこっちまでガッツポーズするくらい嬉しいです笑


ナボルスキーがトレースから情報を聞き出す際は、入国審査で提出する書類がちゃんと記入がされているのがチラッとみえるカットがあるんですが、律儀で素敵だなあと思いました笑

そういう律儀な性格だからこそトレースも心を開いたのでしょう。


空港での結婚式も良い!本当にこの2人が結ばれてよかった。




好きなシーンは数多くありますが、父に届ける薬が入国審査でひっかかった男性との交渉シーンが一番です。

記事を書きながら2周目のターミナルをながら見しているんですが、このシーンではやっぱり泣いてしまいますww


ロシア語を話すその男性の通訳としてナボルスキーは呼ばれますが、空港で得た知識を活かし、ヤギのための薬だと嘘の通訳をすることで審査を通します。

ナボルスキーが最後に「ヤギが好きらしい」と重ねる嘘には泣きながら笑ってしまいましたww




アメリアのキャラクターも好きです。好きな人にぞんざいに扱われても忘れることができず、ずっと待ち続けている女性。でも一人ぼっちが嫌いでナボルスキーに声をかけてしまう。

いつもなら鳴れば必ず連絡をしていたポケベルも、ナボルスキーとの食事の際に捨ててしまうほどナボルスキーに惹かれるのですが・・・結局は彼の元へ戻ってしまう。


幸せになったかと思いきやラストに空港へ戻ってきたアメリアを見ると、またダメだったよう・・・。それでも、ナボルスキーの誘いを断り、彼を待つことを選ぶ姿は儚く美しいです。




物語終盤に、「人は皆 何かを待ってる」とナボルスキーは言います。



ナボルスキーは


祖国の戦争が終わるのを


国土交通省から渡されたポケベルが鳴るのを


グプタに指定された、ゴミ袋の中身を見ることができる火曜日を


トレースと話すため入国審査の順番待ちを


バイト採用の合否の電話を


アメリアの帰りを


サインをもらうためジャズの演奏が終わるのを



アメリアは不倫相手を



エンリケはトレースが指輪を受け取って、待ち合わせ場所に来てくれるのを



ナボルスキーの父はジャズクラブ全員からのサインを40年




待つということの大切さ。苦しさや不安、焦燥を感じられる作品でした。


非常に良い映画です。映画を1本見るだけでその日は何かを成し遂げた気になれるね!!

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