こんばんは、かにです。
星新一のショートショートで、子供の部屋という話を読んだ。
幼い頃から、夜に幽霊が現れる部屋で寝ている子がいた。
その子にとってそれは日常であるため、ある時引っ越しをして、幽霊が出ない部屋で過ごすようになると眠れなくなり、また幽霊が出る部屋を探し求めるという話があった。
「異常の日常化」に耐えられず、異常な世界に戻ってしまうというこの話。
作中でも、都会から田舎へ移動してきた男が耐えきれず、喧騒に包まれる都会へ戻ってしまう。
今の自分も、一週間のほとんどを仕事で消費し、僅かな時間で娯楽を味わうという異常な日常を過ごしているのかもしれない。
仕事を辞めたら、仕事をしていない新たな異常な日常に耐えきれずアルバイトを探したりするのだろうか。
そうなった時はPapers, Pleaseみたいなゲームをして働く満足感を得よう。
それではおやすみなさい。
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